とくしま三ツ星ビーフポスター制作
案出しの段階で方向性やある程度のデザインを考えていき撮影へと移り、画像を編集しポスターデザインを完成させます。
とくしま三ツ星ビーフポスターの素案出し
社内チームにて素案を出していきます。
徳島県畜産振興課の方からは、よくある牛肉のポスターは嫌で他のポスターと差別化したいとの事でしたので、自由な発想で様々な案を出し合いました。
この段階では予算は考えずに、ひたすらアイデアを出していきます。予算を考慮しすぎると案出しの妨げになるので、できるできないは別にしてひたすら案を出していきます。ロゴ制作と同じで数が勝負です。
案出しされた中からコンセプトに合わないもの、予算に合わないものなどを除いていきます。この段階で予算に合わないものを省いておかないと、制作に入ってから予算が足りないとなると大変なことになります。
そして最終的に4案まで絞り、デザイン素案を作ることになります。
※制作するパターン数はご予算に応じた数となります。
ポスターデザイン草案
ここでは素案を基に草案を作成します。
この段階ではフリーの素材を使い、仕上がりイメージを作成し、クライアント様に見ていただく状態にしていきます。
手書きだとイメージが膨らみにくいので、弊社では極力イメージの近い写真や画像を使うようにしています。と言っても最終デザインに比べると、世に出せるものではないですが。
また、文言など具体的な要素を入れてレイアウトし、完成形をイメージできるように仕上げます。この仕上がりを見てクライアント様が決められますので、なるべく判断できるぐらいの状態に仕上げます。
最終的に4パターンを県の方にご覧いただき、その中から1つをお選びいただきました。
その他の案については今後とくしま三ツ星ビーフのイベントなどに使うかもしれないので、ここでは非公開とさせていただきます。
モデルさん、食材を用意しての素材撮影
さて、いよいよここから制作にかかっていきます。
草案で作成したデザインに沿った素材写真を撮影していきます。
今回は阿波踊りの衣装を着た踊り子さんが牛肉にかぶりつくというシーンなので、モデルさんと牛肉の手配を行いました。
今回のモデルさんは阿波踊りのフリ(実際の阿波踊り)をしてもらうことを考慮し、実際に阿波踊りをやられている方にお願いしました。
まずは牛肉から撮影していきます。
今回はローストビーフなので素人が仕上げるにはかなり難しくプロの方にお願いし、撮影の時間に合わせて予熱で仕上がるようにしていただきました。
素材写真は沢山のカットを撮影します。ここで沢山のパターンを撮っておかないと、後々このカットが足りないという事になってしまうので、色々な使い方を想定して写真撮影していきます。
したがって基本的にはデザイナーも撮影に同席し、カメラマンと二人三脚で撮影していきます。
次はモデル撮影に入ります。
夕方からの撮影でしたので、最初は室内での撮影から始めます。
撮影後は社長のおごりでお寿司屋さんに連れて行ってもらいました!
地味で根気のいる画像編集
撮影した写真を数枚ほど選定し、実際にポスターのデザインに当てはめ、ポスターの雰囲気などを確かめます。写真だけで見ればいいと思っても、ポスターデザインの中に置いてみると違和感があったりするので、何度も見比べ、実際に印刷してみたりして最終的にどの写真を使うかを決定します。
キャッチコピーは「阿波の女は、肉にこだわる。」
徳島は四国の中でも肉屋さんの勢力が強く、他県で肉屋さんが潰れている中で、徳島ではとても繁盛していますし焼肉店の数も増えています。
つまり、徳島県人は肉が好きという事です。
その分舌が肥えていますのでお肉の味にこだわる方が多く、肉の評価は厳しいということになります。
そんな阿波の女が我を忘れてかぶりついてしまうほど「とくしま三ツ星ビーフ」は美味しい牛肉なんですよ、というメッセージを含ませています。
「阿波の…」ポスターはシリーズ化を考えていて、話題になるように仕掛けていきたいので、徳島県とともに盛り上げていきたいですね。